とちぎ園芸は中小企業としては全国的にも珍しい、自社農場を持つ花屋だ。現会長の益子氏が昭和48年、さつきなどの花木類を中心に生産していたところから始まった。時代の流れとともに「これからの花屋は生産だけでなく、販売・流通が必要になる」といち早く小売店も開業。今では、優れた生花店・園芸店を"五つ星"の花屋として認定するファイブスターフラワーショップ認定店にも選ばれ地元栃木県だけでなく、全国の花愛好家に支持されるフラワーショップとなった。経営理念である「すべては一粒の種から」という思いのもと、フラワーアレンジメントの教室や、ガーデニング施工サービス「ウェルベル」、立体的な花束のギャザリングと呼ばれる寄せ植えブランド「リリベル」などを展開している。