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栃木県 宇都宮市
山口拓海
山口拓海さんは現在33歳、これからの農業を担う若き生産者だ。現在は兼業農家として会社勤めをしつつパクチー生産を行っている。 県外の大学を卒業後、帰郷。 実家の手伝いをしてみようかと農業の世界に足を踏み入れた。 当時からパクチー生産には取り組んでいたものの、「家族から不評で(笑)」一旦辞めてしまったのだそう。 しかしその後パクチーブームが到来。2020年本格的に就農したのを機にパクチー生産を再開した。現在はパクチーを専門に生産している。 「菜胡野家農園」の山口進さんは拓海さんの父。農業について教えてもらいながら、日々の仕事に励んでいる。 「答えがないから楽しい」と挑戦を続けるその姿が父・進さんと重なって見えた。
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日本でも定着したパクチー人気に「安心」で応える
2016年頃からブームが続き、今や日本の食卓に定着した感のあるパクチー。注目度が高いからこそ、有機肥料を使い栽培期間中農薬不使用で育てるなど、安心にも気を配る。
拡大する需要に応えるために管理も工夫
アジア料理のイメージから夏場の需要が高いものの、実は暑さに弱い。需要が高い夏場にも安定した品質で供給するため、遮光ネットをかけるなどの工夫を凝らしている。
農薬を使わず育てるための徹底した栽培管理
アブラムシ類の被害を受けやすいため、特殊な機能性フィルムを使用して害虫を予防。人間の目には透明に見えるが、虫にとってはまるで壁のように黒く見えるのだとか。