「マルホファーム」は「マルホ建設」の農業部門として誕生した、今年栽培5年目となる生産者。
2町歩(約2万㎡)もの広大な敷地で『本気野菜』シリーズの野菜を栽培している。
『本気野菜』は、飲料メーカーの「サントリー」がブランド化した野菜の品種群。
不揃いや土付きながら、「大地の恵み」「多様性」「野菜本来の味」をコンセプトに、海外のマルシェに並ぶような野菜を日本人の味覚に合わせ品種改良されたもの。
もとは家庭菜園向けだったが、その食味の良さから近年はプロの生産者も栽培を始め、直売所でも人気を博している。
さらに今後は手を広げ、日本茶の生産も始めるという。
「マルホファーム」がある黒羽という栃木県北に位置するエリアは、“最北のお茶の産地”として日本茶愛好家の中では知られている。
生産者が減ったことで生産存続の危機に瀕したそのお茶の栽培を、野菜の栽培で培ったチーム力で牽引し、地元産業の存続と規模拡大を図っている。
地域と一体となり、活性化させる「マルホファーム」の取り組みに期待を寄せる地域住民も多い。