石川友也さんは、就農して5年目となる若手の生産者。夏はトマト、冬は春菊を栽培している。
前職は電気メーカーの現場職員だったが、さまざまな環境の後押しがあり、父の跡を継ぎ就農する決意をした。
石川さんの栽培の特徴は、前職での経験を活かした「数字で管理する」農法。
水分量や気温、施肥量などを細かく記録し管理したことで、自分の舌で納得のいくものができはじめた。
ハウス全面をメッシュで覆い、害虫の侵入を防ぎながら自然な風を送る特殊な設備を導入したのも品質を上げるための取り組みの一つ。
水分管理が命のトマト栽培においては、空気中の水分にすら気を遣い、しっかり甘みとうまみをのせているのだという。
これまで学んできた知識を活かし、尚も工夫を続ける石川さんからは品質向上へのあくなき探求心が伺えた。